金曜の夜、開演一時間前にサイトをチェックしてみるとまだ空いている席があるので「アイーダ」を見に行くことに。
結論から言うと、ちょっとがっかり。のめりこめなかった。
まず演出。古代じゃなくて、植民地と宗主国に置き換えられている・・・そこで「戦争」という緊迫感がまずそがれてしまっている。
最大の難点はラダメス。ラダメスのアリアから始まるんだけど、「あれ?ラダメス、腹出過ぎちゃう?」もうこれが頭から離れなかった。ぽっちゃりでおちびさんって、どれだけ平和な世の中の将軍なのよ。そして追い討ちをかけるように中年のおじさんだった。いや、まあ年齢はあんまり関係ないから目をつぶるとして、ダメ押しが演技。優柔不断で目線がいらないところで泳ぐラダメス。弱腰のラダメス。死ぬ間際に「アイーダはどこ?」って甘えちゃうラダメス。アイーダよりだいぶ小さなラダメス。
私ならこのぽっちゃりラダメスには惚れまい。ごめんよ、ラダメス。
さらにアモナズロ、風邪でもひいてたんだろうか。声しゃがれて全然前に飛んでいない。娘のアイーダを説得するシーンも、説得力というか迫力がなかった。
以上のことがオペラ全体を焦点というか重石を欠いたものにしてしまって、のめりこめなかった。
アイーダは美人で悩み深さが出ていたし、アムネリスは歳をとり過ぎていたけど苦悩がものすごく伝わったしよかった。でも全体としてはぼんやりとしていて、凱旋行進曲が印象的だったくらい。
というわけでちょっとがっかりな夜になってしまった。次は別の演出家で見てみたいと思う。
数えてみたら、今回が12作目のオペラだった。まあテレビ見ない分オペラ見てると思えばそんなに多いと言えないかとも思う。
- 2008/10/11(土) |
- 日記/雑記 |
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